ぼろぼろに削られて

鉛のような痛みも呑み込んで

耐えて、耐えて、耐え続けて

そうして呼吸を紡いで見せた

大丈夫なフリをしているフリをした

安価な痛み止めなんて所詮は薬のなり損ないで

苦味すらもチープに溶けていく

こんな世界で笑うには壊れてしまうほうがずっと早いと

教えてくれたあの人の目蓋は痙攣していたな

少し、つかれた